歌声が重なるとき 2009.8.9
夏休みに入ってまもなく。
清滝に子供たちの歌声が響き渡りました。
蝉よりもたくましく、風鈴よりも美しく、花火よりダイナミックに。
ムーゼンクランツ福岡少年少女合唱団。
1997年より活動するこの合唱団は、幼稚園年長さんから大学生まで所属されており、
緒方敏郎氏・緒方淳一氏のご指導のもと、「思いやりのある心豊かな世界」・
「地域の音楽文化の一翼を担えるような合唱団の育成」を目指して
日々練習・活躍されていらっしゃいます。
「子供たち」といえど、
もはやプロと言っても過言ではないその歌唱力、表現力に
聴衆の皆様もすっかり引き込まれたのでした。
皆様ご存知の「ともだち賛歌」、「花の街」、「花のまわりで」、
「浜辺のうた」、「ふるさと」などの唱歌のほか、
「魔法の笛(歌劇「魔笛」より)」、「野ばら(ウエルナー作)」、
ミュージカルの金字塔「サウンドオブミュージック」より
「朝の賛美歌」、「アレルヤ(ハレルヤ)」、「エーデルワイス」、
「一人ぼっちの山羊飼い」、「ドレミの歌」。
大好きなこのミュージカルの歌を目の前で聴けて感激していると、
あの名曲まで歌ってくれました!
今年惜しまれつつ亡くなったマイケル・ジャクソンが、
20年前にライオネル・リッチーと共に
アフリカ飢餓救済の為にアーティストに呼びかけ、実現させたプロジェクト。
ムーゼンクランツ合唱団の皆さんは、リアルタイムではきっとご存知無いでしょう。
しかし歌は、20年経っても色褪せず、歌い継がれる事により
その心も次の世代に伝わっていくのだと教えてくれました。
「ウイ アー ザ ワールド」
あの時歌っていたブルース・スプリングスティーンやダイアナ・ロスの「伝えたい」気持ちと、
この日のムーゼンクランツの皆さんの気持ちは、きっと同じだったはず。
だから音楽って素晴らしい。
そしてそれを伝える技術を持つ皆さんに、私達は尊敬の念を惜しみません。
それは聴衆の皆様の拍手となって伝わった事でしょう。
アンコールは、となりのトトロより 「さんぽ」。
最後は温かくほんわりした気持ちで、温楽会を終えたのでした。
こんな温楽会もいいな。人の声の重なりってきれいだな。
「自分が楽器」。
合唱のパワーを再認識した夏の一日なのでした。
